不動産投資や収益物件の情報サイト『健美家』を運営する健美家(東京都港区)5日、16年12月分の収益物件の市場傾向を発表した。
これは同サイトに新規登録された全国の収益物件のデータを集計し、その内容をまとめたもの。
区分マンション、一棟アパート、一棟マンションの3種別に分け、物件数、価格、表面利回りを集計している。
1棟マンションの販売価格は1億5754万円で前月に比べ1.08%増加し、5月に次ぐ高値だった。
利回りは8.06%で前年同様の値を維持した。
マンション価格の高騰は、首都圏だけでなく、全国的な動向だという。
同社の倉内敬一社長は「都心部や駅から近い物件など特に立地条件がいい物件に買い手が付きやすく価格が上昇しているため、全体を押し上げた印象を受ける」と分析。
一棟アパートの価格は6211万円の同0.58%減でほぼ横ばい。
表面利回りは9.18%で、同0.1ポイント上昇している。
区分マンションの価格は1408万円で同1.37%増、表面利回りは同0.02ポイント低下とほぼ横ばいだった。