民法改正・空き家・ITなど旬のテーマで講演
公益財団法人日本賃貸住宅管理協会(本部:東京都中央区)は、11月19日「日管協フォーラム2014」を実施。
2回目となる今年は、会場を明治記念館に移し、5会場16講座を用意。
昨年より100人以上多い、1205人が申し込んだ。
同イベントは、主に協会会員に向け、協会本部の主要9委員主導のセミナーや合同成果発表会を行うというもの。
IT研究会として、LINE(東京都渋谷区)の上級執行役員である田端信太郎による講演では、LINEを不動産物件管理や入居者とのコミュニケーションにどのように活用しうるかの可能性を示唆。
サブリース事業者協議会の部では、リビタ(東京都渋谷区)の内山博文常務が「革新的リノベーションを成功させる極意!」と題し、13棟835室の実績を上げているシェア型賃貸住宅「シェアプレイス」の、ビジネススキームなどを紹介した。
江口正夫弁護士の「最新の民法改正が賃貸借契約実務に与える影響」には会場の定員をオーバーする300人以上が申し込んだ。
第5回JPM夢の賃貸住宅学生コンテストは「空き家再生」がテーマ。
応募作品数過去最多の86件の中から、最優秀賞であるJPMグランプリに選ばれたのは、横浜国立大学大学院の川端俊輝さんの「畑はまちのリビングへ」。
郊外の畑を住人で共有し、物件だけにとどまらないコミュニティ形成を促す仕組みを発案した。
東京都支部長賞は大阪市立大学大学院の西野雄一郎さんの「私のまちの物語」。
全国賃貸住宅新聞社賞を受賞したのは、創造社デザイン専門学校の大堀未耶子さん。
外国人留学生を入居者として空き家を待機児童施設併設型賃貸住宅に活用するアイデアを出した。
来年の日管協フォーラムは11月16日、同会場にて開催する予定。