違法貸しルームの状況調査を実施
国土交通省は3月29日、違法貸しルームの疑いのあった物件の是正指導状況の結果を公表した。
調査は2月29日に行った。
対象となった物件は2006件。
そのうち、建築基準法違反が判明した物件は1375件に上り、1361件に対し是正指導を行った。
なお、昨年8月31日の調査では、1978件中1314件で指導を行った。
調査対象は1.4%増、是正指導が4.6%減だった。
もっとも多かった違反内容は非常用の照明装置関係で全体の74.4%を占めた。
次いで窓先に十分な空間がとられていない建築基準法関係の条例違反が62.9%だった。
「違法貸しルーム」とは、複数人を入居させている、防火規定や建築基準法に違反している建物をいう。
是正指導に従わずに悪質と判断されると建物の使用が禁止される。
引き続き違法物件の通報を受け付け、調査や是正指導を徹底していく。