滞納保証に不況の波 親会社の破綻・事業再編による資本の移動相次ぐ

2009年03月02日号|企業

商工ローン大手SFCG民事再生申し立ての報を受け、MAGねっと(東京都中央区)は滞納保証業務を継続するコメントを発表した。同社はすでにSFCGとの資本関係を解消しており、SFCGの破綻は滞納保証事業の継続に影響はないとしている。

SFCGが民事再生の申し立てを行った2月23日、滞納保証大手MAGねっとは、SFCGが保有するMAGねっとの発行済み株式41・29%、1368万2435株すべてを取得した。SFCGとの資本関係はなくなり、連結対象からもはずれた。

取得完了にともない、同社は、3月10日付で会社分割により持株会社制へ移行することを発表。持株会社の社名は、「MAGねっとホールディングス」。滞納保証事業は、新設子会社である「MAGねっと」が承継し、代表取締役には上田雅史氏が就任する。

 持株会社のMAGねっとホールディングスは、賃貸保証事業だけでなく、中古車販売事業など事業領域を拡大しており、戦略的な経営立案や策定が重要課題となっている。グループ全体の管理機能をホールディングスが担い、保証部門のMAGねっとは新設会社として独立することで、機動的に業務を行う体制を整える。

なお、MAGねっとの役員であった大島健伸氏(SFCG 代表取締役)は、昨年10月12日付けで辞任している。

2月20日には不動産情報サイト運営のCHINTAI(東京都港区)が、傘下のHDAの全株式をレントゴー保証(東京都新宿区)に譲渡することを発表した。HDAはCHINTAI100%子会社の滞納保証会社。

株式譲渡の理由についてCHINTAIは「事業環境の変化に伴い、より強力な事業基盤が必要と判断」と説明している。

親会社がCHINTAIからレントゴー保証に変わった形となったHDAは、株式譲渡後もレントゴー保証の子会社として事業を継続していく。今後、HDAの代表にはレントゴー保証の宮地正剛社長が就任する予定。両社の商品・法人格の統合については、「市況等をかんがみ、またシナジー効果を追求しながら検討していく」としている。当面、称号はHDAのままで事業を継続する。

HDAは2004年7月設立。2008年10月期の売上高は9億8000万円、経常利益は7200万円。

滞納保証会社の資本をめぐる動きが相次いでいる。昨年9月にはアセットマネジメント事業により多額の負債を抱え、最大手のリプラスが破綻。デジタルチェックが保証事業を譲り受け、レントゴー保証を立ち上げている。MAGねっとやHDAなどのように、大手資本が滞納保証会社を立ち上げている事例は少なくない。親会社の事業環境の変化により、今後も滞納保証業界の再編が進む可能性がある。

タグ:レントゴー保証|商工ローン|宮地正剛|民事再生申し立て|滞納保証|親会社の破綻|CHINTAI|HDA|MAGねっと|SFCG

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