不動産シンポジウム「ハ会」に360人参加
その他|2010年06月28日
「ハ会」が主導するニッポン住宅維新会議「hakai2010シンポジウム」が6月22日に渋谷シダックスホールで開催された。不動産・建築関係者、報道関係者を中心に360人以上が参加した。「ハ会」はツイッター上の会話をきっかけに興った不動産・建築を中心とした業界関係者の有志による「住宅を考える業界横断プロジェクト」だ。さくら事務所の長嶋修代表、リクルート住宅総研の矢部智仁所長、ブルースタジオの大島芳彦専務取締役、リビタの内山博文常務ら11人が「ハ会実行委員会」として運営する。
第1回となる今回のシンポジウムのテーマは「VIVA!・中古」。明海大学の齊藤広子教授が「住まいを取り巻く大変化 不動産業界への熱い願い」と題し、海外住宅市場と比較した日本の住宅の流通事情と課題について講演した。齊藤教授はマーケットの掘り起こし、情報の開示、サービスの充実、教育が今後の不動産業界に必要とした。
さくら事務所の長嶋修代表がデータを基に日本住宅のストック状況と中古住宅の問題点を取り上げた。
その後、アーバニスト田島則行氏、アールストアの浅井佳社長、インテリックス住宅販売の樽宏彰社長、佐々木設計事務所の佐々木龍郎代表、しあわせな家の山田篤社長、住宅新報社の本多信博氏と、ブルースタジオの石井健執行役員、大島芳彦専務、リクルート住宅総研の矢部智仁所長、島原万丈主任研究員、リビタの内山博文常務(社名50音順)と第一線で活躍する各方面の専門家を交えパネルディスカッションを行った。
中古住宅流通が活発化するためにクリアすべき問題や課題について熱心に議論した。また、中古住宅が普及するために必要な住宅性能や文化についても活発な討論が行われた。