全国の家主約700人が会員登録する全国大家ネットワーク(事務局:東京都練馬区)では11月24日に池袋サンシャイン文化会館でシンポジウムを開催した。約150名の家主を中心とする業界関係者が参加した。
3回目の今回は「ここがヘンだよ、賃貸業界」をテーマに賃貸住宅業界に対する「疑問点」について、賃貸借契約と広告料の2つにテーマを絞って専門家やパネルディスカッションを行った。
第1部「ここがヘンだよ日本の借家法」については、「疑問だらけの借家法」として、林浩一オーナー、渡邊浩滋オーナー、山下陽太郎オーナーが登壇。その後、借家法と戦ってきた不動産業界の歴史について、ハート財産パートナーズ林弘明社長、定期借家法の解説を法律事務所オーセンス森田雅也弁護士、アメリカの賃貸不動産事情を増田昌司オーナーが講演した。
第2部は「ここがヘンだよ、賃貸仲介」として、現在増加しているADに影響されず満室を実現している家主たちにどのような取り組みが奏功しているのかを登壇者の青木純オーナー、吉原勝己オーナー、山下陽太郎オーナー、本紙榎本ゆかりが話し合った。
最後に理事の一人であるさくら事務所長嶋修社長が、「全国の大家さんがつながることが重要」と話し、シンポジウムは終了。約60名が懇親会にも参加して盛況だった。