むさし企業コーポレーション(本社・愛知県名古屋市)の横山篤司取締役が発起した不動産オーナーの後継者向け「後継経営大学予備校・後継経営者の会」の説明会が6月24日、六本木ヒルズで開催された。不動産業に関わる経営者を中心に8名が参加した。
「後継経営大学予備校」は、主に不動産オーナーの後継経営者を対象に、ケーススタディー(事例研究)やディスカッションを中心に不動産経営を実践的に主体となって学べるスクール。クラスのメンバーと空室活用を企画したり、不動産投資銀行で行われている仮想型の不動産投資メソッドを学んだりと実践的な内容が特徴だ。
一方、初心者向けの「後継経営者の会」は、20〜30歳代の不動産オーナー後継者向けに、「一流を知る」ことをテーマに勉強会を行う。上場企業の社員や、経営者を講師に迎え、講義を実施する。
横山取締役は、「不動産業を体系化した学問がなく、結果的に不動産資産を継いだ時に経営について何も知らないという現実があります。予備校では、参加者が楽しみながらスクールをつくる一員になってほしいです」と話した。
「後継経営大学予備校」「後継経営者の会」はともに、8月から6カ月間、第3木曜に六本木ヒルズで開催予定。定員はそれぞれ20名。参加料は「後継経営者の会」1万円(6回分)、「後継経営大学予備校」3万円(同)。なお、第4木曜には、名古屋でも開催する。参加希望は、後継経営大学院事務局まで予約が必要。