東京23区、大型タイプの新築・中古ともに上昇
一般財団法人日本不動産研究所(東京都港区)は「住宅マーケットインデックス2014年上期」の調査結果を発表した。
同調査は東京23区の賃貸及び分譲マンションの賃料・価格・平均利回りについて、新築・中古(築10年)別、大型・標準・小型の各タイプ別に東京23区、都心5区及び城西・城南・城北・城東別、各区別に調査・集計。事例データはアットホームとケン・コーポレーションの提供により、日本不動産研究所が分析。
マンション賃料については、都心5区のマンション賃料は、大型タイプの新築・中古ともに3期連続で上昇、それ以外は概ね横ばい。東京23区のマンション賃料は、5区と同様に大型タイプの新築・中古ともに3期連続で上昇、それ以外は横ばい。タイプ別の賃料水準では、東京23区も都心5区も同様の結果で、新築・中古ともに大型タイプが一番高く、次に小型タイプが続き、標準タイプが一番低い。また、新築が中古よりも10%前後の高い水準。
同調査では賃貸マンションの年間賃料を同じタイプの分譲マンションの価格で除した平均利回りも算出。都心5区の平均利回りは、新築の全てのタイプはマンション価格の下落などから上昇傾向が継続。一方、中古の小型タイプはマンション価格の上昇などから低下傾向が継続。東京23区では、新築と中古の標準タイプはマンション価格の上昇などから低下傾向が継続しているが、それ以外は概ね上昇に転換した。