オーナーの代わりに工事発注先を精査

ニーズ・コーポレーション

その他|2014年07月21日

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最適な施工先を選び費用削減

ニーズ・コーポレーション(東京都中央区)は、建築・リフォーム費用の削減業務を行う専門会社。
コンストランクション・マネジメント(以下:CM)の名称で知られる業務で、オーナーの代行として、建築・リフォーム会社への工事発注や監理を行う。
その際、発注先を調整するなどして、工事費用を削減するのが主な役割だ。
工事業者の利益を圧迫するのではなく、コンペティション(入札)などを行い複数の発注先から施工企業を選定し、料金を最適化する。
当然だが、業務が集中している事業者は高い工賃で請け負い、業務が少ない事業者は安い工賃で請け負うため、コストが下がる。
同社の芹沢豊宏社長は「今後、古い物件の大規模な改修や、建て替えの需要が増してくると思います。その際にCMを導入することは、オーナーのメリットが大きい」と語る。
工事までの流れは次のように進む。同社で、建築やリフォームの計画に基づいて物件を調査。
複数の写真付きのレポートを基に工事計画を立案し、設計図書を作成する。
これを電子メールなどで9300社以上の建設、リフォーム会社を対象とした募集を行う。
興味を持った企業に現地で説明会を実施、工事内容を細かく説明した上で、入札された金額をオーナー立会いの下見積もりを開封する。
価格や条件などを精査して、工事会社を決定する。
実際にこのやり方で、大阪市のRC造の賃貸マンションでは、外壁やエントランスなどの全面改修を行い、2000万円ほど見積もられていた改修費用を700万円近く削減することに成功した物件もある。

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