「ウチコミ!」を運営するアルティメット総研(東京都新宿区)は、6月20日に初期費用クレジットカード決済機能をリリースした。
「ウチコミ!」は、家主と入居者を直接マッチングするサイト。今回、入居者から要望が高かったクレジットカード決済機能を付加することになった。同サイトでの賃貸借契約における利便性の向上を図る。
初期費用カード決済は、賃貸住宅の契約時に発生する敷金、礼金などの契約金をカードで決済可能なサービス。
入居者側は、カードを利用することで手元に現金を残せること、ポイント制度を利用できること、リボ払い(分割払いへの切り替え)にできるメリットがある。
家主が自身の物件、カード決済OKと判断すれば、サイトの物件情報欄にクレジット決済可能の表示がされる。
物件の集客力アップ、契約機会の拡大につながることが大きなメリット。不動産業界は、カード決済が浸透していないため、差別化を図ることで集客力アップが見込める。カードが使えることでボーナス時期まで延期していたような潜在顧客の発掘にも期待ができる。
また、入居者の社会的信用度の判断材料にもなる。
さらにカード決済手続きには「ウチコミ!」事務局と担当エージェントで行うので、家主は難しい手続きはいらないのも特徴だ。
決済可能な初期費用は、敷金、礼金、前払い家賃(管理費、共益費含む)、家賃保証、鍵交換費用、室内消毒。決済できない費用は、火災保険料。利用可能なカードは、VISA、MasterCard、AMERIKAN EXPRESS、JCB、Diners(Dinersのみ敷金の取り扱いなし)。