エイブル(東京都港区)が格安スマートフォン(以下、スマホ)市場に参入する。
8月20日、同社の旗艦店である東京・原宿の「MAISON ABLE」にて記者会見を開き、新ビジネスの発表を行った。
エイブルはインターネットサービスを提供するフリービット(東京都渋谷区)と提携し、オリジナルの格安スマホ「エイブルPandA」を開発。
本体価格は2万4000円で、月額のパケット料金は使い放題で1000円。
「エイブルPandA」にはエイブル直営店の成約者や管理オーナーに無料で提供する会員優待サービスのアプリを初期搭載。
同商品の購入者はレンタカー、映画鑑賞、飲食店などの優待を無料で受けることができる。
その他の初期搭載アプリとして、住生活での悩み事解決をサポートする「エイブルコンシェルジュアプリ」や、部屋探しをする知人などを紹介すると、紹介者に特典が与えられる「エイブル お友達紹介アプリ」がある。
エイブルの梁瀬泰孝社長は「9月末までに販売を開始する。まずはMAISON ABLEをはじめとする7エリア10店舗で販売予定。
月1000台をこの店舗で売り切り、今年中に3000台を目標に、販売店舗を順次増やしていく方針。生活を豊かにするツールであれば、仲介業者のプロとして多くの方に提供していきたいと考えている」とその意気込みを語った。
フリービットの石田宏樹社長は「『スマホを変えるスマホ』を理念に、24の特許技術を駆使した新しいモバイルライフサービスを提供していきたい。今後3年間で120万台の販売を目指す」と話した。