総合資産管理会社としての提案の幅拡大
賃貸管理・仲介を行う三好不動産(福岡県福岡市)は、SBI証券(東京都港区)と提携、10月から株式や債権の販売代理を開始する。
同社によると、株や債権の販売が可能な不動産会社は福岡では初めてだという。
従来からの投資信託の仲介に加え、株式なども金融商品取り扱いラインナップに加わることになる。
有価証券の販売は、財務コンサルティング部で証券外務員の資格を持つ6人の社員が担当し、株式はSBI証券が引き受ける形をとる。
総合的な資産管理企業をめざす同社として、オーナーへの提案の選択肢が広がり他社との差別化につながる形だ。
同社は、「超・不動産宣言」をスローガンに顧客の資産全般を管理する業態へのシフトチェンジを目指している。
今回の新事業により、オーナーの資産組み換えの際に、専門分野の不動産活用を切り口にし、さらに、有価証券取扱いを含めた金融資産活用提案も併せ持つコンサルティングを推進していく。