物件管理の改善促す
賃貸住宅清掃・原状回復工事のルミナス(東京都大田区)では、主力事業の定期清掃時にプラスアルファのサービスを行う、一日一善運動を実施。
予め定めあられた以外の業務で賃貸経営のプラスになることを見つけて取り組んでいる。
昨年8月頃から、活動をブログで紹介したところ、反響を呼んでいる。
これまでに800以上の事例を紹介している。
「清掃を受け持つ我々だから、気付く点があると思いスタートしました」と、同社の島村亮社長は語る。
創業から、賃貸をはじめとして集合住宅の清掃に特化して経営を行ってきた。
培った知識を生かし、効率を重視し、賃貸経営にプラスになる建物清掃を意識している。
「物件には、定期的に訪問する掃除専門会社の目からしか分からない問題点や、改善点があります。その際、オーナー様や管理会社に内容を紹介し、賃貸経営全体の効率化を促すことも重要な業務だと思います」(島村社長)。
例えば、建物名を記した看板などを清掃中にボルトの緩みに気が付くこともある。
放置しておくと落下の恐れもあるため、すぐに締め直して管理会社に報告する。
あるいは、退去後に届いた郵便物などがあれば、関係各所に連絡を取り配送を止めることもある。
「以前から、廊下への放置物などがあれば入居者へ直接、移動のお願いをすることもありました。管理会社から言いづらいことも、清掃会社からならできることも多いと思います」(島村社長)。
小さな業務の積み重ねが信頼につながっていると、確信している。
今後も、積極的に活動していく予定だ。