発電機やLPガス対応キッチン完備
東急不動産ホールディングスグループの東急リロケーション(東京都新宿区)は、災害時に配慮した設備を備えた賃貸マンション「ソアラノーム荻窪天沼」の入居募集を12月11日から開始した。
事業主は日本土地建物(東京都千代田区)で、来年2月中旬の竣工を予定している。
同物件は、JR中央線荻窪駅徒歩7分に建ち、天沼弁天池公園が隣接するという好立地を生かし、ファミリー層をターゲットに、約1057坪の敷地に5階建てRC造マンション全89戸を建設する。
間取りは1LDK~3LDKで、専有面積は44.82㎡~71.25㎡。
賃料は14万~20万7000円。
同物件の特徴は、防災関連の設備を充実させた点。
電気の供給が止まった場合に対応する72時間程度運転可能な非常用発電機を設置。
太陽光発電システムを屋根に搭載し、共用廊下・ラウンジ・ポンプ等の共用部の電力を確保した。
非常用コンセントを利用することにより、携帯電話の充電なども可能だ。
また、煮炊きができるようにラウンジ内にLPガス対応キッチンを設置し、非常時でも調理ができる。
防災倉庫には救助用品の他に防災時対応用テレビも備え、ラウンジで住民が最新情報を得られるよう配慮している。
同社では、このような防災配慮型の賃貸住宅の企画は十数棟目となる。