ブルースタジオが企画設計
小田急電鉄(東京都新宿区)は、2014年3月に閉鎖した神奈川県の小田急線座間駅前にある社宅の大規模リノベーションを行い、「ホシノタニ団地」として3月下旬から開業する。
同社宅は全4棟で、3、4号棟の2棟分を賃貸住宅として再生した。
リノベーションの企画・設計は、ブルースタジオ(東京都中野区)が担当。
コンセプトは、「人と自然、人とまち、人と人とがつながる住まい」。
3、4号棟の間に会員制の貸し農園、ドッグランを併設し、交流の場として機能させる。
3号棟にある多目的スペースでは、出張ペットケアサービスや農園・ペット関連のイベント等を開催する予定だ。
また4号棟の1階には座間市が運営する子育て支援センターが開設される。
賃貸住宅の居室は、3、4号棟あわせて55戸。
居室は約37㎡のワンルームに統一。
1階には専用庭が付いている。
家賃は7万~9万5000円を予定。
4号棟の入居開始は3月下旬、3号棟は6月下旬予定。
「ホシノタニ団地」の名称は、座間市の「座」に「人の暮らす場所」の意味があり、「間」には「人と人、人と自然、人とまち、または建物」という意味があること、そして近隣にある星谷寺に「星の井戸」など古くから七不思議の言い伝えがあることから、星座のように人と人、まちがつながり合う賃貸住宅を目指したことから付けられた。