秋田で雪国の管理手法学ぶ
HEAD研究会不動産マネジメントタスクフォース(事務局、市萬:東京都世田谷区)は、2月14、15日、企業研究会を行った。
今回、舞台となったのは、秋田を中心に5887戸管理する朝日綜合(秋田県横手市)。
厳寒の秋田で、もっとも気候の厳しい時期にどのような管理を行っているのかを、不動産会社7社と大学生合わせて14人が体験した。
初日は、朝日綜合の熊谷邦夫社長が登壇。
今後の賃貸管理ビジネスはどうあるべきかについて講演を行った。
その後は朝日綜合の管理、集客などの担当者ら4人が1人あたり30分ずつほどで同社の取り組みを紹介した。
2日目は現場訪問。
雪の重みで物件が倒壊しないための管理業務を体験。
参加者は除雪作業なども行った。
また、駐車場の管理では、水による融雪やロードヒーティング設備の様子を確認した。
参加者からは「雪のない地域で管理をする自分たちは甘かった」などのコメントがあがっていたという。
市萬の西島昭社長は「厳しい環境だからこそ、競合が少なく、地域のシェアを伸ばし勝ち残る同社のモデルから、地方の管理会社の可能性を感じた」と語った。