永大産業と三菱樹脂インフラテックが共同開発
建材メーカー大手の永大産業(大阪府大阪市)と三菱樹脂インフラテック(東京都中央区)は、3月2日、蓄熱フローリングシステム「エコ熱プラスR」の本格販売をスタートした。
厚さ12mmの木質フローリングの中に、約5mm厚のゲルシート状の潜熱蓄熱材を封入。
その下に専用放熱パネルを組み合わせている。
太陽熱や廃熱などで作られた温水を放熱パネル内に循環させ、蓄熱材を経由して熱エネルギーを住宅内に効率的に取り込む仕組みだ。
独立行政法人新エネルギー・産業技術開発機構(NEDO)においても、「太陽熱活用システムの実証住宅での評価」の高性能蓄熱材として同商品が選定された。
両社は今後、太陽熱や廃熱、地中熱などの再生可能エネルギーを活用した設備と同商品を組み合わせたトータル冷暖房システムの構築を目指す。
2020年度両社合計で20億円の売上高が目標。