ゴールドエイジコンストラクションが継続か
コバヤシ・ファシリティーズ(神奈川県横浜市)と、グループのケア・ファシリティーズ(神奈川県横浜市)は3月16日、横浜地裁に破産を申請した。申請代理人は高橋修平法律事務所(東京都中央区)の高橋修平弁護士ほか。
企業情報の配信を行う東京商工リサーチ(東京都千代田区)によると負債はコバヤシ・ファシリティーズが約17億円、ケア・ファシリティーズが約1億3000万円で、2社の負債合計は約18億3000万円。
コバヤシ・ファシリティーズは、生活支援型シニア賃貸マンションや住宅型有料老人ホーム「ライフコート」の建築請負を主体に事業を展開。
建物完成後はオーナーから一括で施設を借上げた上で管理運営を受託する、サブリース形態で業容を拡大。
平成21年11月期に6億264万円だった売上高が、25年11月期は34億649万円にまで伸長していた。
だが急激な事業規模拡大に伴う固定費負担の増加や、サブリース事業における低採算、近時の建築コストや労務費の高騰により、資金繰りが悪化。
26年8月8日付で一部取引先に対して、支払い条件を変更。
その後も支払い期日変更の要請を仕入・外注先に対して行っていた。
なお、2社で運営しているシニア向け賃貸マンションや介護施設については、4月1日付でゴールドエイジコンストラクション(愛知県名古屋市)、創生事業団(福岡県福岡市)が継ぐ見込み。