J-REIT活況
企業|2016年03月10日
2月の売買額約1.2兆円に倍増
J-REITの取引が活況だ。
マーケットが全面的な株安となった2月12日から26日までの2週間で、東証REIT指数は1690から1886に上昇。
2月末の時点では前月比5.2%高の1873となった。
1750前後と横ばいだった昨年末に比べ高い水準にある。
同期間の日経平均株価は年初来安値を付けた2月12日の1万4865円から2週間後の終値が1万6188円で上値が重かったのとは対照的だ。
2月の配当込み指数の投資収益率は、J-REITが5.6%のプラスであるのに対し、TOPIXはマイナス9.3%となっている。
不動産証券化協会(東京都港区)が3月1日に発表したレポートによるとJ-REITの2月の取引売買高は600万口、額にして1兆2000億円に近づき先月から2倍近く伸びた。
その要因について同協会は「日銀がマイナス金利を導入したことで、リートへの注目度が高まっているのでは」と語った。