7社が合同で物件情報展示
オウチーノ(東京都港区)は台湾の台北市に『M・I・Jサロン』を開設した。
現地法人で、富裕層向けにコンサルを行う亞洲大志國際顧問との共同事業だ。
15日の開所式には約30人の投資家が来場しにぎわった。
同サロンは『Made in Japan』をコンセプトに、台湾の不動産投資家に日本の物件情報を紹介していくのが目的だ。
約180㎡の広さに、提携企業が取り扱う収益物件の情報などを展示する。
担当者は「中古の区分マンションやアパート1棟などさまざま。取り扱う不動産の種類が重複しないように出展企業を集めた」と話す。
これまで、1社単体で台湾にオフィスを置くケースはあったが、「複数社の商品を同時に見られるのは初めてでは」(担当者)という。
物件の価格も3000万~20億円と幅広い。
エリアは東京23区内が中心だが、これからは大阪、沖縄、北海道の不動産も紹介する予定だ。
ブースの出展料は月額30万円で半年契約。
最大10あるブースには、現在、東京建物不動産販売(東京都渋谷区)、明豊エンタープライズ(東京都目黒区)など7社が参加。
月に1回、税金、住宅ローンの試算、物件の管理などについてセミナーを企画する。
webサイトや、ビジネス誌への広告、またLINEなどのSNSでセミナー情報を発信し、集客につなげる。
「台湾の富裕層は、日本で現地の物件を確認してから購入を決める。サロンで観光の情報提供やプライベートジェットの予約なども行っていきたい」(担当者)