日本財託(東京都新宿区)は18日、『VR内見サービス』を開始したと発表した。
360度カメラを使って撮影した物件の室内画像が見られるURLを内見希望者にメールで送ることで、物件に足を運ばなくても内見できる。
ターゲットは、転勤などを機に遠方での住まいを探す法人。
内見に行く手間やコストを軽減し利便性を高めることで、成約率アップを見込む。
担当者は「転勤は、急きょ決まることが多いため、内覧をする時間が取れない。一方、住まいは目で見て確かめてから決めたいというニーズは多い。それに応えられるサービスだ」と話す。
同社では、年間で約1800件の法人を賃貸仲介しており、これまで現地で動画撮影をしながら、入居希望者に案内する方法を実施してきた。
VRによる内覧方法を追加することで、効率化にもつなげていく考えだ。