共用廊下をすっきりさせる土間プランが新登場
NPO法人モクチン企画(東京都大田区)は、企画・改修した賃貸物件『ピン!ひらはらばし』の募集を開始した。
築43年木造2階建てのアパートで、1階はテナント、2階が住戸だ。
東急田園都市線「たまプラーザ」駅から徒歩13分の住宅地に立つ。
33㎡のワンルームが3戸で、単身者やカップルなどの入居を想定している。
もともとの木材の柱や鴨居などをそのまま残しているのが特徴だ。
室内のコンセントやスイッチカバー、可動式照明などにはステンレスを使用。
連勇太朗代表理事は「木材だけでは、重たい印象を与えてしまうが、ステンレスを入れることで清潔感を出し、すっきりとさせた」と話す。
共用廊下と各戸の玄関の間には土間を設けている。
メーターや給湯器などでごちゃつき、暗く狭い印象になりがちな共用廊下を広々と感じさせる。
自転車も置くことができる。
1階の4戸中空いている2戸は、テナントスペースとして貸し出す。
徒歩15分圏内に、人気のあるパン屋のほか、フレンチレストランやカレー店などが点在している。
こうした地域の特性を生かし特色あるテナントを誘致することで、同物件も訪れる人のピンポイント(目標地点)となるようにしたいとの思いから物件名を考案した。
賃料は6万7000円。
相場より7000円ほど安いのは、オーナーによる長期で入居してほしいとの意向からだ。
1階店舗2戸の工事費と合わせて2500万円を投じた。