学情センタートップに東急ハンズ吉浦社長
東急不動産グループは4月1日から新体制がスタートする。
東急不動産(東京都渋谷区)の新社長は現在ホールディングスのトップを務める大隈郁仁氏が兼任する。
大隈氏は「東急不動産とホールディングスの社長を兼務することで、投資および資産の大半を有する東急不動産とホールディングスの意思決定を実質的に一体化し、迅速かつ大胆な資産のアロケーション(配分)を進めたい」と語る。
昨年10月に同ホールディングスが買収した学生情報センター(京都市)新社長には、東急ハンズ(東京都新宿区)の吉浦勝博社長が就く。
学生情報センターの社長を務めていた北川登士彦社長は、東急住宅リース(東京都新宿区)の経営に専念する。
北川氏は「4月から、業界として初めて電子署名を採用した賃貸借契約業務を開始する予定だ」と業界において先進的な取り組みを率先して行う姿勢を見せた。
仲介事業を担う、東急リバブル(東京都渋谷区)は榊真二社長が留任。
同社では昨年から投資用アパート事業をスタートしすでに5棟15戸の実績を上げている。
榊氏は「思ったよりも土地の案件が上がってくる、すでに10案件は目途がついている」と今後もアパート事業に力を入れていく方針だ。