注文住宅を手掛ける東洋プロパティ(神奈川県横浜市)は2月16日、分譲型の賃貸併用住宅の販売を開始した。
モデルケースでは、1階が賃貸住宅4戸、2階がオーナー宅で、各階約100㎡ほど。
1戸あたり約20㎡で、単身者向けのワンルームや1Kだ。
横浜市内の物件では、賃料を6万2000円前後で設定している。
注文住宅で培ったノウハウを生かし、グレードの高いものを使用している。
欧風の外観に、耐震性能や断熱性能を確保しつつ、室内はパインの無垢材、壁面はドイツ製の漆喰を使うなど、住環境にも配慮した。
賃貸併用住宅にすることで、低金利の住宅ローンで融資を組むことができる。
樋口隆行社長は「特に30~40代に向けて、不動産投資のハードルを下げたいという思いから商品を展開した」と話す。
トヨタホーム(名古屋市)や日本ハウスホールディングス(東京都千代田区)など、注文住宅メーカーの賃貸併用住宅事業への参入が相次いでいる。
低金利を背景に不動産投資への関心が高まっており、都心部での展開が拡大しそうだ。