収益物件の開発事業に参入

S-FIT

その他|2017年03月22日

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都内に11店舗の仲介店舗を展開するS-FIT(東京都港区)が3日、1棟目の自社開発物件『AVANTE KACHIDOKI(アバンテカチドキ)』を完成した。
すでに11億5000万円で売却し、その後の管理を受託している。
4月中の満室を見込んでいる。

投資物件の自社開発は、新たな柱となる新規事業として着手したもの。
都内の一等地に限定し、販売価格30億円規模の物件を『AVANTE』シリーズとして開発していく。

同社では、海外や高齢者向けのビジネスを含めた新規事業を拡大させ、会社全体の生産性の向上を図っている。
売り上げを伸ばしながら、現在3分の1を占める仲介事業以外の売り上げを5割にまで増やしていきたい考えだ。

3つの新規事業はシナジー効果を期待しており、高齢者向けビジネスでは老人ホームの紹介や空き家になる自宅を査定し、管理、賃貸、売却をサポートすることで、土地の仕入れにつなげたい。
海外拠点では外国人投資家に自社開発物件の売却を提案していく。

紫原友規社長は「これまでは仲介事業を中核に企業成長をしてきたが、さらなる躍進のために、採算性が高い新規事業に注力していく」とコメントした。

『AVANTE KACHIDOKI』は鉄筋コンクリート造の7階建て。
都営大江戸線「勝どき」駅から徒歩2分。
1階は飲食店が入居し、2~7階は住戸で全24戸。
25~40㎡の4タイプの間取りで、仲介現場から収集した入居者ニーズを反映した。

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