シェアハウス運営のチューリップ不動産(東京都練馬区)が4月26日、『シェアハウス起業塾ウェブサイト』を開始する。
同社は2002年から、都内を中心に170室のシェアハウスを運営し入居率9割以上を維持している。
同サービスではシェアハウスを運営するにあたり、必要な準備・集客方法・管理運営の3つのカテゴリに分け、ノウハウを動画などで紹介する。
例えば、準備に関しては、運営に向いた物件の探し方や、内覧の際にどのような点に気を付けると入居につながりやすいかなどを実際の映像や写真などを交えて指南。
そのほか、定期借家制度や外国人向けの契約書のひな型、外国人利用者に喜ばれる入居者マニュアルのデータなども紹介する。
販売するのはコンテンツごとで、980円から。
サイト上には会員同士のコミュニティの場も設け、物件は所有しているが運営は他社に依頼したいときに、マッチングにつながるような場としての役割を想定している。
今回、サービス開始に至ったのは、シェアハウス運営をしたいという相談が投資家を中心に多く寄せられるものの、コンサルティング料までは支払いたくない希望者が多かったためだ。
セミナーに参加しても時間がたつと忘れてしまうこともあるが、動画なら気軽に何度でも見返すことができる。
水谷紀枝社長は「シェアハウスはトラブル防止のノウハウがあれば、女性が子育てを両立させながら運営することも可能。女性起業家を応援したい」と語った。