市場変化への柔軟性問う
建設フランチャイズ本部のヒーローライフカンパニー(東京都港区)は14日、加盟店などを集めた総会を行った。
FC発足から来年で20年の節目を迎えるなか、日崎哲仁社長は挨拶で建設市場の変遷について言及。
東日本大震災を底に回復基調にあった市場が、ここ数年横ばいとなっている状況に触れ、「この先の環境変化を、リスクを背負って取り込んでいく必要がある」と話した。
実際、同社では将来的な国内人口の減少とインバウンド増を見据え、昨年からホテル事業に参入している。
6月には3棟目が竣工を迎え、累計の稼働室数は72室となる。
今後、建築請負と運営サポートを積極的に行っていく。
総会冒頭には、(公社)全国賃貸住宅経営者協会連合会・事務理事/首都中央支部長の井上勲氏による、民泊についての基調講演も行われた。
民泊、マンスリー、ホテルの垣根が薄れていくという内容で、「賃貸マンションという一つのくくりではなく、ニーズに応じて複合的に提供していく柔軟性が問われる」(日﨑社長)ことを示すものになった。