4月に有楽町店オープン
愛媛県内で1万1000戸の管理を行う日本エイジェント(愛媛県松山市)が首都圏で事業強化を進める。
1日には、都内で3店舗目となる有楽町店をオープンした。
同社は2013年11月に、中野駅前に店舗を、15年には品川店を開設してきた。
今回の有楽町店は、千葉エリアでの賃貸・売買仲介も視野に入れた出店だ。
以前の取材で乃万恭一社長は「愛媛県内だけでは事業規模は縮小していくだけ。交通網の発達で、松山から東京都内への移動時間は四国の他都市に行くのと変わらなくなった。四国に商圏を広げるよりもスケールの大きい首都圏でビジネスを進める」と語っており、地元愛媛と首都圏エリアの2拠点での事業展開を行ってきた。
有楽町店では、法人顧客を中心にしたインターネット反響型の完全予約制での対応だ。
23坪のオフィスでは、賃貸仲介に加え売買仲介や管理受託の相談も受ける。
今夏には、品川店に国際リーシング室を設置し、法人を中心としたミドルアッパークラスの外国人向け仲介事業も本格化させ、さらに外国人投資家向けに日本の不動産を売買仲介するビジネスも視野に入れる。
首都圏での売り上げ目標を18年度には1億8000万円とし、投資用物件の売買、管理、リーシングまで対応する。
首都圏事業を統括する乃万春樹ゼネラルマネージャーは「『部屋コミュ』というブランドで、顧客向けにイベントも行い毎回40~50人が参加するほどお客様のコミュニティが拡大している。紹介客が2割以上と仲介事業にもつながっており、今後は地元飲食店とタイアップしたイベントの開催も企画していく」と話した。