10年で5000戸供給
野村不動産(東京都新宿区)と野村不動産ウェルネス(同)は10月に、サービス付き高齢者向け住宅の第一弾物件となる『OUKAS(オウカス)船橋』をオープンする。
場所は千葉県船橋市、東武アーバンパークライン「新船橋」駅から徒歩5分、敷地面積4632㎡の土地に、全125戸のRC造6階建ての物件が建つ予定だ。
19~26㎡の単身者向けと、37~50㎡の2人入居も可能な間取りを用意する。
賃料は、約20㎡の部屋で10万円程度、管理費は、食費やサービス料を含めて別途11万円だ。
コンセプトは、体と心の健康。
自立した生活ができる高齢者をターゲットとしている。
野村不動産ホールディングス傘下で、スポーツ施設の企画やコンサルティングなどを手掛けている野村不動産ライフ&スポーツ(東京都中野区)と連携する。
共用部にはフィットネススタジオを設け、運動イベントなども実施して健康増進を行う。
利用料金は、管理費に含む。
船橋には14年に、同社が開発した約1500戸の分譲マンションが建つ。
同社によれば、現在住んでいる分譲マンションは子どもに譲り、高齢者自身は食事などのサービス提供がある住宅に住み替えたいというニーズが一定数あるという。
分譲からの転居者も見込んでいる。
OUKASブランドとしては、今後10年間で40棟、5000戸の供給を目指す。