16年の延べ外国人宿泊者は370万人
民泊施設の仲介サイトを運営するAirbnb Japan(東京都新宿区)は、2016年のサイト利用動向に関する調査結果を4月24日に発表した。
同社によると1部屋あたりの年間平均収入額は100万4830円で、平均貸出日数は89泊だった。
訪日外国人の利用人数は延べ370万人で、15年の137万人に比べ2.7倍に増えている。
1回の利用で、平均宿泊数は3.4泊。
370万人に含まれていない日本人の利用も増加しているというが、総利用者数は非公表だ。
Airbnbを通じて日本に来た観光客の宿泊や飲食、買い物などによる消費の経済効果としては9200億円と推測している。
来年をめどに民泊新法が施行され、年間180泊の規定が設けられる見込み。
同サイトでは規定の営業日数を超えた貸し出しをしようとする物件を自動的に排除する仕組みの導入を検討している。