全国71店に導入
大京グループで不動産流通事業の大京穴吹不動産(東京都渋谷区)は1日、全国71店舗にウェブ会議システムを導入し、遠隔地の顧客を接客する「店舗間IT接客」を開始した。
顧客が自宅から最寄りの店舗にいながら遠隔地の賃貸や売買物件に関する相談を現地のスタッフにできるようになった。
同社では昨年10月に発表した中期経営計画で遠隔化および無人化、機械化に関する研究開発に注力している。これまでは遠隔地の売買や仲介物件を探す場合、顧客が現地まで出向くか、電話で対応していた。
店舗間IT接客は、離れた場所に住んでいた両親の自宅を相続し、売却や管理について相談したい、遠隔地に投資物件を所有している、もしくは購入を検討している、転勤で遠隔地に引っ越しするケースの利用などを想定している。
今後は対象範囲を拡大し、仲介に加えて、リフォームや新築物件の相談なども対応できるようにする計画だ。