コミュニティーがテーマ
日本ペイントホールディングス(大阪市、以下日本ペイント)は建築を学ぶアジア15カ国の学生向けに、コンペティション『Asia Young Designer Award (アジアヤングデザイナーアワード)2017』を開催する。
10年目となる今年のテーマは『You for Tomorrow』。日本では、2030年のコミュニティーと建築がどのようなものなのかをテーマに審査する。
応募条件は建築を学ぶ18歳以上の学生。最優秀賞1人には賞金30万円とマレーシアで開かれる国際ワークショップに招待する。
日本ペイント田堂哲志社長は「グローバル化する中、多様性を受け入れ、問題解決ができる人材が求められる。学生にはコンペに応募して、世界の状況を肌で感じ取ってもらいたい」と話す。日本の審査員は12年まで隈研吾建築都市設計事務所に勤務し、横浜国立大学大学院Y―GSA准教授の藤原徹平氏らが務める。