設備投資で来場者の目を引いていたのが、宅配ボックスだ。
ネット通販の普及や再配達の問題が浮上し、近年需要が増え続けている。
日本宅配システム(愛知県名古屋市)の担当者は「オーナーだけではなく、リフォーム業者や管理会社の来場もあり、新たな販路の開拓となった」と話す。
また、フルタイムロッカー(東京都千代田区)は導入したオーナーや管理会社と共に行ったセミナーでは、立ち見客が出るほどの盛況ぶり。関心の高さがうかがえる。
約120戸を所有する樋口雅弥オーナー(大阪府寝屋川市)は、宅配ボックスが目当てで来場。
「入居者満足度アップのため、導入を検討せざるをえない」と話す。ブース内での対応や各企業のサービスを比較し、近いうちに依頼をかける方向だという。