オリエントコーポレーション(東京都千代田区)は、家賃収納保証の新商品「住まいるプロテクト」を12月20日に発売した。
従来展開してきた家賃収納保証に、保険や24時間駆けつけサービス、ホテル等の割引きサービスなどを組み合わせたパッケージ商品を賃貸管理会社に提案していく。早期に100社と提携し、1万契約を目指す。既存取引先の管理会社に提案するほか、新規取扱店開拓のフックとしても活用していく。
オリコが損害保険契約の契約者となり、入居者の家財を対象に保険金額200万円の保険をかける「リビングプロテクト」、水回りのトラブルや鍵の紛失などの際に修理業者を手配する「365日24時間緊急現場出動サービス」、全国3000以上の提携ホテルや旅館、ゴルフ場を会員価格で提供する「ライフサポート」などのサービスを組み合わせた。オリコカードでの決済が可能で、カードポイントの対象にもなる。
入居者は、家財保険の料金を契約時に一括で負担する必要がなくなるので、オリコでは入居促進の効果があると期待している。また、「月払いのため、賃貸借契約の更新時に保険契約の手続きを忘れて、無保険状態になるという心配がない」(担当者)などの特徴を生かし、繁雑な保険代理店業務が不要なサービスとして提案していく。管理会社には契約に応じて顧客紹介手数料を支払う。
オリコはクレジットカードによる家賃決済市場の最大手。年間約3000億円の家賃決済を行っている。