サービスアパートメント126戸開発
大和ハウス工業(大阪市)は6日、東京都新宿区で開発する複合ビル『Dタワー西新宿』を着工した。東京メトロ丸ノ内線「西新宿」駅から徒歩4分に地下2階地上29階を建築する。総事業費約400億円の大型案件だ。
特徴的なのは、オフィス、商業施設に加え、サービスアパートメント(以下、SA)や保育所まで入る点だ。都心で働くだけでなく、住み、生活する職住近接のライフスタイルを意識し企画した。
126戸のSAは、外国人や中期出張でのビジネス利用を狙い、間取りは1LDK~3LDKと幅広いタイプを設計した。20階のロビーには、多言語対応のコンシェルジュを置き、宅配物の手配、クリーニングの取り次ぎ、朝食の提供も行い、ソフトサービスでも力を入れている。SA部分についてはグループの大和リビングマネジメント(東京都江東区)が借り上げる。入居開始は2020年4月の予定だ。同社は札幌で、国内では第一陣となったSA棟18戸を開発してきた。
名古屋市内でも大規模開発を手掛け、デベロッパーとしての存在感を高めつつある。