大学不動産連盟(UREL)に40歳以下の会員で構成する若手会が発足した。
URELは、不動産や建築業、司法書士や税理士などの関連業種に従事者が出身大学ごとに集う大学不動産・建設会の連盟。
首都圏を中心とする17校の大学不動産・建設会が加入している。
情報交換や懇親会は卒業校に関係なく、六本木や新宿、上野といった14の地域ごとでも行なっている。
不動産にまつわる地域の情報だけでなく、具体的な土地の売り情報や探している賃貸物件などを共有する場で、実際に取り引きが成立することも多い。
億単位の不動産売買から、登記手続きなど、成約案件の規模は大小あるが、年間で400件以上にのぼるという。
成約金の一部を会の運営費として寄付する制度もある。
若手会をつくることで、成約につながりやすい地域ごとの情報交換の場に参加する人を増やしたい考えだ。
22日には若手会の発足を記念し、都内で懇親会を開催した。
若手会の懇親会は今年で4回目。
当日は、40歳以下の会員など、約350人が参加。
URELの千代延和義理事長が来賓代表の祝辞を述べた。
「若い人たちの活躍でURELと不動産業界を盛り上げてもらいたい。正式な会になることで、より有益な交流と情報交換ができれば」(千代延理事長)。
若手会は2014年から活動をしており、年1回の懇親会を開いてきた。
今夏には、講師を招いた勉強会を開く予定だ。
URELには慶応大学、早稲田大学、明治大学などの主要な大学が加盟している。