大東建託(東京都港区)は7日、4月業績の速報値を開示した。4月はアパート建築の受注高、入居者斡旋件数ともに前年4月を大きく下回った。
前月キャンセル分を新規で補えず
4月の受注高は約44億円のマイナスだった。これは3月まで計上していた受注分の一部がキャンセルとなり、その分を反映させたためマイナスとなった。キャンセルは毎月100億円分ほど発生しており、平時は新規受注額300億~400億円ほどでプラスを維持していた。しかしコロナ禍による営業自粛の影響で、4月の新規受注高は60億円程度に落ち込み、キャンセル分を吸収できなかった。
入居者斡旋件数遠隔での案内限界
4月の入居者斡旋件数は、前年同月と比べて8%低い2万6576件だった。件数にして約2000件少なかった。