店舗増とリフォーム事業拡大
大手仲介会社のハウスコムは2日、2018年3月期決算の発表会を行った。5期連続の増収増益を達成し、営業利益が10億円台を突破した。
18年3月期は新規出店と原状回復などのリフォーム工事取り次ぎによる売り上げが貢献し、営業収益は前期比7.1%増の108億2200万円だった。8店舗を新規出店し3月末時点で164店舗体制。年間の仲介成約数は7万4655件だった。営業利益は10億7600万円で同13.7%増。経常利益は同12.8%増の13億2800万円で、当期純利益が同13%増の8億5600万円で各利益は上場以来の最高額だった。仲介事業ではITやAIを活用した顧客対応や集客を強化し、業務効率と収益性を高めてきた。
19年3月期は、店舗数増加が成長の鍵とし年間12店舗出店を計画。引き続きリフォーム事業の拡大、仲介事業では法人営業や外国人入居者のための転貸借を進め、収益の多様化を図る。営業収益は前期比4.9%増の113億5500万円、経常利益が同1.2%増の13億4400万円を見込んでいる。