外国人と日本人が交流することができるシェアハウス40棟450ベッドを運営するボーダレスジャパン(東京都文京区)は、退去者の出身地をGoogle MAP(グーグルマップ)上にプロットし、さらにFacebook(フェースブック)のプロフィールと連携するシステム「Facebook Tenant Network(フェースブック・テナントネットワーク)」を開発・発表した。
主に入居検討者に向けたサービス。同社のホームページ上のマップから出身国・エリアに応じて退去者を探し出し、その人のフェースブックのページを見ることができる。友人申請してハウスの状況や感想などを直接やりとりすることも可能だ。
同社は東日本大震災発生後、外国人の退去が相次ぎ一時は稼働率70%まで落ち込んだ。フェースブック上で日本の安全性をアピールしたことで7月には震災前の水準である90%の稼働率に戻った。
「入居者にアンケートを取ったところ、86%がフェースブックのアカウントを持っており、使いたいと思っている人と合わせると90%以上になりました。フェースブックが入居者同士の交流だけではなく、入居希望者への集客にもつながると考え、コンテンツを充実させるようにしています」(作内大輔シニアマネージャー)