ヤマダホームズ(群馬県高崎市)の100%子会社で、地盤改良事業などを手がけるコングロ(東京都新宿区)は6月15日、「ヤマダ不動産」のフランチャイズ(FC)事業を承継したことを発表した。
インショップ型から方針転換、ロードサイドで出店強化、23年末に150店目指す
FC本部の運営会社変更とともに、新規出店の方針転換を進める。これまで、全国のヤマダデンキ(群馬県高崎市)の店内で出店を行ってきたが、コングロの原田正秀社長は「今後はインショップの新規出店は行わず、ロードサイドに出店していく」と話す。ヤマダ不動産は、60店の加盟店を持つFC事業だ。グループのお膝元である北関東をメインに首都圏、中部エリアでも展開する。
ヤマダHDグループの豊富な資金力を背景に、土地仕入れと買い取り再販事業、リースバック事業を推進していく。FC本部であるコングロが、ヤマダホームズに物件情報を共有し、ヤマダホームズが加盟店に紹介された物件を買い取る。加盟店は買い手であるFC本部からも物件の紹介手数料を受け取ることができる仕組みだ。
FC1店舗あたり売買、建築手数料で5000万~1億円の収入規模を目指す。店舗数は2023年末までに150店舗を見込む。
コングロ
東京都新宿区
原田正秀社長(57)
(2022年7月4日1面に掲載)