ビル・マンションの管理・リフォームを行うエム・シー・サービス(東京都目黒区)は、太陽光発電システムを搭載した賃貸マンションの提案に注力していく。5月にはJX日鉱日石エネルギーの個別連携太陽光発電システムを採用した物件が着工しており、11月に竣工する予定。
同社は2009年に太陽光発電設備設置事業に参入。これまで首都圏を中心にマンションへの設置を提案してきた。今回は、マンション全体の設計から参加している。
11月竣工予定の物件は神奈川県川崎市生田区のRC造3階建て、全10戸のマンション。215wの太陽電池モジュールを6枚、合計12・9kw設置し、全10室に1・2kwずつ割り当てる。各部屋にパワーコンディショナーとモノクロの専用モニターを設置する。停電時に自立運転に切り替えると、日中の晴天時であれば約800w相当の非常用電源として利用できる。