不動産会社モリス・ジャパン(東京都中央区)は、4月から東京の外国人向け賃貸住宅を紹介する賃貸情報サイト「UTESTATE」を開設した。
同サイトは、東京在住の外国人に向けて、賃貸情報を提供すべく、日本語の他に、英語、中国語で表記した物件情報を見ることができる。
検索方法としては通常の賃貸情報サイト同様、エリアや各種賃貸条件に加えて、「仲介手数料無料」や「広めのお部屋」、「礼金ゼロ」といった切り口で検索することができる。
「今回、同サイトのオープンに伴い、英語や中国語が話せるスタッフを採用しました」(伊藤嘉盛社長)
同社では、都内で不動産会社として生き残りを図るために、差別化戦略として、外国語でも検索できることを昨年秋口から構想していたという。今後は、言語も増やすとともに、提携不動産会社も増やして、対応可能エリアを拡充していくつもりだ。
同社は、港区、中央区、千代田区の都心エリアの物件を中心とした売買・賃貸物件を扱う「J.QUALIS(ジェイ・クオリス)」ブランドを展開して、六本木、日本橋に店舗を構える。職住遊憩近接の志向を持ったユーザーに対して、物件探しから入居までのワンストップサービスで提供する強みを持つ。