一般社団法人日本少額短期保険協会（東京都中央区）は、少額短期保険の募集に際して必要となる「少額短期保険募集人資格試験」（運営は特定非営利活動法人少額短期保険募集人研修機構）について、7月からコンピューター試験方式（ＣＢＴ方式）を導入する。
CBTとは（Computer Based Testing）の略称で、試験の申し込みから、受験・採点、データ管理まですべてコンピューター化した試験方式のこと。少額短期保険の募集、販売に携わる代理店、募集人の現在年間の受験者数が2万名を超える規模になり、受験者の利便性の向上、少額短期保険会社の販売網構築の効率化推進のため、同協会では、新しい試験方式を導入することとなった。
現行制度では、受験日が月に一度に限定され、かつ会場における一斉受験となっていたが、CBT導入以降は、受験者が希望する日時・場所での受験が可能になるほか、試験当日に合否結果が確認できるなど、迅速な事業活動が求められる保険業界において、受験者・事業者双方に高いメリットを提供できる制度となる。また、試験会場も大幅に拡大され、全国70カ所以上で開催し、受験者のニーズに応えていく。
少額短期保険制度が創設されてから7年目の今年、日本少額短期保険協会はさらなる業界の発展に資することはもとより、少額短期保険が広く社会に普及し、ひとりでも多くの消費者の手に届けていくつもりだ。
