タカラ不動産(石川県金沢市)は17日、本社を移転した。築24年の中古店舗をリノベーションし、企画から設計、デザイン、施工管理、インテリアコーディネートまで自社でおこなった。指揮を執ったのは同社の小村典弘専務。プロジェクトチームを組み、まさに同社の作品、モデルルームともいえる仕上がりになった。
フロア面積は約350坪。ブース、セミナールーム、ラウンジ、ギャラリーなどに全200席を用意。1階にはギャラリーを設置した。パノラマ動画を大型スクリーンで体感できるほか、セミナーの開催や最新の建材、住宅設備の設置も予定している。
2階には、金沢駅から続くけやき通りを一望できる片側全面窓のラウンジがある。オーナーや契約者などの応接室として使用する。また、40インチのデジタルサイネージ16台、合計160インチを設置。リノベーション動画やキャンペーン映像などを流すという。接客ブースすべてにもデジタルサイネージを備えた。
さらに、8月からリノベーション番組をインターネット動画サイト「ユーストリーム」で放映予定で、スタジオも社内に用意した。
「リノベーション物件を社屋とすることで、リノベーションの可能性を来社する人にも感じてほしい」(小村専務)
新住所は金沢市西念4丁目24--21。