「新築大家さん」ブランドで、デザイナーズ賃貸「b'CASA」シリーズを手掛けるブランデポ(神奈川県横浜市)が新サービスを7月から開始した。サービスは「KASTmAIZ(貸すたまいず)」で、入居者が入居前にWEB上で自分好みにフローリングや壁紙、飾り棚を選択できるもの。入居者負担はなく、空室対策として注目されている。
「床のフローリングまで選べるのは『貸すたまいず』が初めて。欧州で生産されている特殊な床材を独占的に輸入することで実現したサービスです」と語るのはブランデポの牛島浩二社長。床材は通常の使用であればキズが付かない。また、タバコなどでも焦げたりしない頑丈なもので、原状回復費用の負担問題も生じないという。しかも施工が簡単で、通常であれば1日で取り付け可能。
選べる床材は6種類、壁紙は28種類、飾り棚は3種類。専門家がプランニングした選択肢7パターンの「デザイン・セレクション」もある。オプションとして、家具やカーテンもオーダーできる。
「b'CASA」シリーズ42物件で対応するほか、今後は空室の他物件にも対応(東京、川崎、横浜)。築古物件は初期に家賃の約2カ月分(見積要)で施工。以降新規入居ごとに「貸すたまいず」しても1カ月分のコストで対応する。