レオパレス21(東京都中野区)は韓国のウリ管理(ソウル市)と合弁会社設立の契約を締結した。ウリ管理は共同住宅・ビルディング管理業で36万1710戸の管理戸数を持つ業界1位の企業で、。従業員は6272人。
新設する企業名は「ウリ&レオPMC」で、従業員は10人程度、資本金は2億ウォン。レオパレス21が50%出資する。
韓国には2種類の賃貸契約があるという。1つは、借主が高額の保証金を貸主に預ける代わりに、毎月の家賃負担はなく、退出時には保証金が全額返還されるという契約。
もう1つは、日本とほぼ同じ内容の賃貸契約だ。今までは前者が契約の多くを占めていたが、金利の低下、1〜2世帯の増加などにより、後者の契約比率が高まってきている。それを受け、日本の賃貸管理業を学ぶべく、国内で実績のあるレオパレス21と今回手を結ぶことになった。
日系企業の韓国進出に対し、現地の事務所や住居の紹介、また生活支援コンサルティングサービスを提供し、法人顧客の利便性を拡充していく。