不動産事業やインターネット事業を展開するネストレスト(東京都中央区)は、3月1日、同社の運営する学生向けシェアハウスポータルサイト「学シェア!」内に、就職活動中の学生に対してシェアハウスの宿泊情報を提供する「シェア泊」をオープンした。
同サイトでは、各シェアハウス運営事業者、または個人が運営するシェアハウスで宿泊可能な部屋を紹介しており、現在、7物件の登録があるという。物件の掲載は無料でできる。宿泊希望のユーザーは、サイトから直接申し込みをする。開設後、すぐに3件の問い合わせがあったという。
同社の南雲聖運社長は、「就職活動で地方から上京する学生は、ホテル泊が多く出費がかさみます。シェアハウスで空いているドミトリーのベッドなどを提供することで、宿泊代を抑えることが可能になります」と話す。また、社会人の入居者と交流しながら情報収集できるなど学生にとってのメリットが大きいため今回のサービスを始めたという。
同社では、学生全体のシェアハウス入居率を現状の1割から3割に伸ばすことを目標としている。「今回のサービス導入も学生へのシェアハウスの認知のひとつとしてとらえています。今後、掲載物件を増やしシェアハウスでのイベント企画も実施していきます」(南雲社長)