「野立て式」の太陽光発電を販売開始

シナネン

その他|2013年05月05日

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LPガス、石油卸売大手のシナネン(東京都港区)は、5月から野立て式の産業用太陽光発電の販売をスタートする。商品名は、「たっちー野パック」。土地確認から現地調査、申請手続き、施工、そして施工後の保証やメンテナンスまでワンパッケージで提供する。

販売を行うのは、シナネンの100%出資子会社で、太陽光発電システムのメンテナンス事業を行う「太陽光サポートセンター」(東京都港区)。同社の川名英二社長は、「山林や雑種地、畑など全国各地には多くの遊休土地があると思います。そういった不動産の有効活用として提案したい」と語った。

同社では専任の土地家屋調査士と提携し、土地の状況を確認、その上で設置の可否を判断する。その後レイアウト図面や見積り、シュミレーションなどを作成し、土地オーナーに対して「野立て式の太陽光発電」を提案する考えだ。

設置容量は、6kWから48kW。48kWの場合、設置に必要な敷地は約200坪(約660平方m)。投資額は約9年で回収できる見込みだ。

使用する太陽光発電システムはすべて国内メーカー製。設置工事は、錆びにくく引きぬき強度に強い単管パイプ工法を採用。地中にくい用パイプを打ち込み施工する手法で、工期が短く、48kWの場合、1週間程度で済むという。業界では最長クラスの長期保証制度も特徴のひとつ。製品保証、自然災害保証、盗難保証、売電利益保証をそれぞれ10年間、無料で提供する。また、メンテナンスについては、1年目、5年目、9年目に「メンテナンス証書」を発行し、10年間で合計3回、報告書を作成し提出する計画だ。

北海道をのぞく全国で発売する。

「野立て式」は、土地オーナーが、賃貸住宅や駐車場以外で始められるあらたな土地活用の手法。

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