コールセンター大手のプレステージ・インターナショナル(東京都千代田区)は、エース損害保険(東京都目黒区)が提供する入居者向け保険「リビングプロテクト総合保険総括契約」の契約者(管理会社)を対象に、入居者向けの緊急出動サービスを6月末から開始した。
これまでは、エース損害保険の営業時間外にかかってきたカギ・水・ガラスのトラブルに対応していたが、今後は、営業時間の内外を問わず、すべてのトラブルや問い合わせをコールセンターで受け付け、さまざまな設備トラブルに対して出動を行う。月払いの総括契約に付帯して販売し、プレステージ社の卸価格は月々300円。管理会社にとっては、手数料収入による収益アップと業務効率向上が期待できる。
365日24時間対応の入居者サービスは次のとおり。水回りやカギのトラブルに加えて、電気設備や給湯器、エアコン、車のトラブルにも対応。また介護や育児に関する相談も受け付ける。
また、どの入居者からどういった入電があり、またどのように対応したかを電子データで管理し、管理会社に無料で提供する仕組みも開発中だという。すでに導入を決めた契約者(管理会社)からは「既存の管理システムに組み込むことで、入居者からの問い合わせや対応履歴を一元管理できる」という声が上がっている。
エース損害保険が提供する総括契約の保険料は、月払いで更新率は100%。さらに契約時の入居者の経済負担が少なくてすむと評価されている。