タマホーム(東京都品川区)が不動産会社に向けて呼びかけるネットワーク「タマエステート」の登録店が、立ち上げから2年で3100社を超えた。
一般ユーザーの注文戸建て住宅で急成長を遂げた同社。ネットワークを設立した当初の目的は、土地を持っていない顧客から注文住宅を受注した際に、土地情報を集めるためだった。現在は、情報交換やセミナーを盛り込んだ交流会の定期開催、タマホーム側からの顧客紹介なども行う組織として拡大している。
タマホームは、戸建て賃貸やテラスハウスなどのオリジナル商品で賃貸住宅提案にも力を入れているが、受注した建物の管理をタマエステート登録店に依頼する流れもできつつあるようだ。登録料は無料。
賃貸管理会社の参加も増えているという。交流会は全国各地で毎月2回程度開かれているが、最近は空室対策やシェアハウス運営手法を解説するなど、賃貸管理会社向けのセミナーも多いという。毎回20〜30社が集まり、情報交換の場となっている。
また、全国大会も年に1回のペースで開催しており、7月18日には東京・品川プリンスホテルで開催。2013年の大会には約100社が訪れた。